みなさん、こんにちは。
「エアーかおる」という従来のタオルと比べて吸水性が高く、肌触りが格別な「魔法のタオル」をご存じでしょうか。
2007年の発売以来、累計1900万枚を販売した人気のタオルなのですが、その魔法のタオルを生み出したのが岐阜県・安八町にある浅野撚糸株式会社です。
浅野撚糸の二代目社長である浅野雅己さんは下請けからの脱却を目指し、独自のタオル開発で、倒産の危機を乗り越えた熱血社長だそうです。
3/6(木) 23:06 ~23:55 (テレビ東京)の【カンブリア宮殿】で浅野雅己さんが紹介されます。
浅野雅己さんの経歴や家族、そして気になる実績についてみていきたいと思います。
浅野雅己さん(浅野撚糸 社長)の経歴は?
浅野 雅己(あさの まさみ)さん
1960年(昭和35年)、岐阜県生まれ、福島大学教育学部卒業。
浅野撚糸株式会社は1967年に浅野雅己さんの父である博さんが創業されており、幼いころから父親の働く姿を見て育ちました。
体育の先生が夢だったそうでまた、父から事業を継ぐなと言われたこともあり浅野さんは福島大学教育学部卒業後帰郷し、小学校で3年間と中学校で1年間教職に就きました。
その後、当時多忙だった父親をみていた浅野さんはもう一つの夢だった社長になるために教職を辞め1987年に家業である浅野撚糸株式会社に入社、1995年に代表取締役社長に就任します。
当時、撚糸業界は安価な海外製品の台頭により、厳しい状況に置かれていました。
浅野さんは、他社との差別化を図るため、独自技術の開発に力を入れます。
そして浅野さんが開発したのが、特許技術である「スーパーゼロ」です。
この技術は、糸の中に隙間を作ることで、吸水性や速乾性に優れた糸を生み出すことができます。
スーパーゼロを使ったタオル「エアーかおる」は、その優れた機能性から大ヒット商品となり、浅野撚糸は経営危機を乗り越えました。
(浅野撚糸「エアーかおる」: エアーかおるダイレクトより抜粋)
浅野雅己さんの家族は?
浅野さんには奥様の真美さんがいらっしゃいます。真美さんはお結婚されてからずっと雅己さんを支えて来られました。
因みにエアーかおるの商品ロゴのモデルは真美さんだそうです。
(エアーかおるダイレクトより抜粋)
浅野雅己さんには宏介さんという息子さんがおり、浅野撚糸の専務取締役をされています。
将来的に雅己さんの跡を継がれていくことになりそうですね。
浅野雅己さんの実績は?
エアーかおるの大ヒット:タオル業界に新風
スーパーゼロを使ったタオル「エアーかおる」は、タオル業界に革命をもたらしました。
その優れた機能性から、多くのメディアで紹介され、累計販売枚数は1900万枚を突破しています。
エアーかおるは、タオル業界の常識を覆し、新たな市場を創造しました。
数々の賞を受賞:技術力と経営手腕
浅野さんは、その技術力と経営手腕が高く評価され、数々の賞を受賞しています。
2013年、第5回ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞受賞。
2014年、文部科学大臣表彰 科学技術賞受賞。 同年、第28回中日産業技術賞 特別奨励賞受賞。
メディア出演多数:浅野撚糸の技術を広める
浅野さんは、メディアにも多数出演し、浅野撚糸の技術や経営哲学について語っています。
テレビ番組などに出演し、大きな反響を呼びました。
メディア出演を通じて、浅野撚糸の技術や経営理念が広く知られるようになり、ブランドイメージの向上に繋がっています。
このタオルが評判良いみたいで、警戒しながら買ってみたけど(エアーかおるって変わった名前…)極上ふわふわレベルにびっくりしてる。
フェイスタオルサイズでも、バスタオルに使える!吸水性がすごすぎて。世界初の特許技術で作られてるらしい…気持ち良すぎて虜になってる🐩🤍 pic.twitter.com/l8burZ9e3T— 白 (@012_shiro) December 23, 2022
因みに浅野撚糸株式会社はロンブーの淳さんがテレビの取材で来たこともあるそうですよ!
被災地の復興を目指し新工場の設立
そして浅野撚糸株式会社は、東日本大震災からの復興を目指し、福島大学出身という縁もあり福島県双葉町に新工場「フタバスーパーゼロミル」を設立しました。
(フタバスーパーゼロミル外観:浅野撚糸公式サイトより抜粋)
2023年4月22日にオープンした新工場は双葉町の復興から次への発展を担う役割を果たして双葉町を代表する糸やタオル製品を日本だけでなく世界に発信していくことでしょう。
まとめ
浅野雅己さんは、教師から撚糸業界へと転身し、浅野撚糸を世界的企業へと成長させました。
浅野さんの諦めない姿勢、技術革新への情熱、地域社会への貢献は、多くの人々に感動と勇気を与えています。
浅野雅己さんと浅野撚糸の今後の活躍に、期待していきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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