北島義斉(大日本印刷 社長)の経歴や実績は?次世代経営者の実力に迫る【カンブリア宮殿】

カンブリア宮殿

みなさん、こんにちは。

「大日本印刷(DNP)」という会社を知っていますか? 名前は「印刷」だけど、実は印刷だけじゃなく、お菓子の袋を作ったり、本を作ったり、スマホやテレビの部品を作ったり…と、私たちの暮らしに関わるいろんなことをやっている、とっても大きな会社なんです。年間の売上はなんと1兆円以上!

デジタル化が進み、構造的な変革を迫られている印刷業界の中でなお成長を続けている企業なんです。

なぜ大日本印刷(DNP)は成長を続けているのでしょうか?

その答えの一端にあるのが、この巨大企業グループを率いる社長北島義斉(きたじま よしなり)さんの存在なのではないでしょうか。

4/10(木) 23:06 ~23:55 (テレビ東京)の【カンブリア宮殿】北島義斉さんが紹介されます。

大日本印刷のトップってどんな人?」「北島義斉社長はどんな経歴の持ち主?」「社長としてどんな実績を上げてきたの?」―― 企業の顔である社長について、特にDNPのような歴史ある大企業の場合、そのリーダーがどのような人物で、会社をどこへ導こうとしているのか気になりますよね。

今回はそんな大日本印刷(DNP)社長の北島義斉さんについて経歴や実績を見ていきたいと思います。

北島義斉さん(大日本印刷 社長)の経歴は?

まず、北島義斉社長がどのような人物で、どのような道を歩んでこられたのか、基本的なプロフィールと経歴から見ていきましょう。

北島義斉さん(※写真はDNP公式ページより抜粋)は、1964年生まれ。学歴としては、慶應義塾大学経済学部を卒業されています。

1987年 – 慶應義塾大学経済学部卒業
1987年 – 富士銀行入社
1995年 – 大日本印刷入社
2001年 – 取締役
2003年 – 常務取締役
2005年 – 専務取締役
2009年 – 副社長就任
2015年 – デジタルコンテンツ協会会長就任
2018年 – 社長就任

大学を出た後、すぐに大日本印刷(DNP)に入ったわけではないようです。最初は富士銀行(今の「みずほ銀行」)という大きな銀行に就職しました。銀行でのお金の流れや世の中の動きを学ぶ経験は、きっと後で会社の経営をするときに役立ったのではないでしょうか。

そして銀行で数年間働いた後、1995年にいよいよ大日本印刷に入社。ここからDNPでの仕事がスタートします。

DNPの中でどんな仕事をしてきたのか?

大日本印刷に入ってから、北島義斉さんはいろんな部署で経験を積みました。特に、ICカード(電車に乗るときに使うカードなど)を作ったり、会社の宣伝や販売に関わる仕事、それからスマホやテレビの部品を作るような、これから伸びていく分野の仕事に長く関わってきたようです。

たくさんの経験を積み、2001年には「取締役」という役職に就きます。その後も、常務、専務と、キャリアを積み上げていきました。この間、DNPが得意な「印刷技術」と、コンピューターなどの「情報技術」を組み合わせて新しいビジネスを生み出す、といった大事な仕事にも関わってきました。

(DNPの世界トップシェアの製品:DNP公式ページより抜粋)

北島義斉さんが社長になった経緯

北島義斉さんが大日本印刷の社長になったのは、2018年のことです。実はお父さんの義俊さんも、長い間DNPの社長や会長を務めていました。そのお父さんから、会社のリーダー役を引き継いだ形になります。

お父さんも社長だったなら、子供が社長になるのは当たり前?」と思う人もいるかもしれませんね。こういうのを「世襲(せしゅう)」と言ったりします。でも、北島さんはただお父さんが社長だったから社長になれたわけではありません。銀行で働いた経験や、DNPの中で色々な仕事をしてしっかり実績を上げてきたことが認められてのことだと思います。社長が変わるというのは、会社が新しい時代に向かうための大事な出来事だったと思います。

北島義斉さんの実績は?

北島義斉さんが社長になってから、DNPの会社の成績(業績)は、世の中の景気やコロナの影響などもあったようですが、全体的には安定しているようです。特に、スマホやテレビの部品を作る仕事や、デジタル技術を使って他の会社の仕事を手伝うようなサービスが好調のようです。

会社の価値を示す株価も、上がったり下がったりはありますが、DNPが持っている技術力や安定性、そして「これからもっと成長するかも」という期待から、評価を受けているようです。北島社長は、目先の利益だけでなく、会社が将来もずっと成長していくことを大切に考えているようですね。

北島義斉社長の実績で大事なのが、「P&Iイノベーション」という考え方を進めていることです。これは、DNPが昔から得意な「P=印刷(Printing)」の技術と、コンピューターやインターネットなどの「I=情報(Information)」の技術を上手に組み合わせて、新しい便利なものやサービスを生み出そう!という作戦です。

例えば、ただ紙に印刷するだけでなく、

  • 他の会社のデジタル化をお手伝いする

  • 食べ物や飲み物の安全でおしゃれなパッケージを作る

  • スマホやテレビのすごい部品を作る

  • 電子書籍のサービスや、写真に関する楽しいサービスを提供する
    など、本当にいろんな分野で活躍しています。P&Iイノベーションを進めることで、北島社長はDNPの仕事内容を、時代に合わせてどんどん進化させているんです。

(大日本印刷(DNP)の得意技「P&Iイノベーション」のイメージ)

今、どこの会社も「DX(ディーエックス)」、つまりデジタル技術を使って仕事のやり方やサービスをもっと良くしようとしています。北島義斉社長も、このDXに力を入れています。DNP自身の仕事をデジタル化するだけでなく、他の会社のDXをお手伝いするサービスも提供しています。

具体的には、

  • AI(人工知能)を使った便利なサービスを作る

  • 工場の機械をインターネットでつないで、もっと効率よく動かすお手伝いをする

  • インターネット上の仮想空間(メタバース)を作るサービス

  • たくさんのデータをうまく活用する仕組みを作る
    などがあります。さらに、地球環境に優しいパッケージを作ったり、クリーンなエネルギーに関わる部品を作ったりと、社会のためになる新しいビジネスにも挑戦しています。他の会社と協力したり(M&A)、新しい技術を取り入れたりしながら、DNPをどんどん成長させようとしているんですね。

大日本印刷での「世襲」について

日本の大きな会社では、社長の子供が後を継ぐこと(世襲)が時々あります。大日本印刷も、北島家が代々経営に関わってきました。

世襲には、会社のことをよく分かっている人が継ぐから安心」「会社の文化が守られるといった良い点がある一方で、新しい考えが入りにくい」「他の優秀な人が社長になれないといった良くない点も言われます。北島義斉さんが社長になった時も、色々な意見があったかもしれません。

でも、一番大切なのは、社長になった人がちゃんと仕事ができるかどうか、実績を上げられるかどうかですよね。北島義斉社長は、銀行で働いたり、DNPの中で色々な経験を積んで社長になりました。そして、社長としてしっかり会社を引っ張っています。北島さんがこれからどんな実績を上げていくかで、世襲が良いか悪いかの見方も変わってくるかもしれませんよね。

まとめ

今回は、大日本印刷(DNP)社長北島義斉さんについて、その経歴実績、をできるだけお伝えしてきました。

大学を出て銀行で働いた後、DNPに入社し、様々な経験を積んで社長になった北島義斉さん。社長になってからは、「P&Iイノベーション」という作戦で、得意な技術を組み合わせて新しいことに挑戦したり、デジタル化(DX)を進めたりして、DNPを未来に向けて引っ張っています。

お父さんも社長だったという背景はありますが、それに頼るだけでなく、自分自身の力で会社を成長させようと頑張っている姿が見えてきますね。

大日本印刷という会社がこれからどうなっていくのか、そして北島義斉社長がどんな活躍を見せてくれるのか、これからも注目していくと面白いかもしれません。DNPのウェブサイトを見たり、ニュースをチェックしたりして、私たちの生活を支える大きな会社の動きを、少し身近に感じてみてはいかがでしょうか?

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

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