みなさん、こんにちは。
こちらは日本の伝統調味料「醤油」ですが、
普通「醤油」ってこんな色がみなさんお馴染みですよね。
でも、こちら
「えっ、これが醤油なの?色がついてない!」
(フンドーダイの透明醬油:フンドーダイ公式ページより抜粋)
見た目は無色なんですが全部「醤油」なんです。驚きですよね!
食卓にちょっとした驚きと革命をもたらした、この「透明醤油」。そのユニークな商品を生み出したのが、熊本にある老舗企業、フンドーダイ株式会社だってご存知でしたか?
日本の食卓から「醤油」離れが加速しているそうで、1人あたりの年間購入量は2023年で約1.4L。50年前と比べると4分の1にまで減っているそうです。
そんな中ここ数年で次々と画期的な商品を生み出して、国内だけでなく世界32の国と地域から引き合いがくるほどの人気メーカーになりました。
このフンドーダイを率いるのが山村脩(やまむら おさむ)社長です。
5/8(木) 23:06 ~23:55 (テレビ東京)の【カンブリア宮殿】で山村脩さんが紹介されます。
今回は山村脩さんについて、経歴や実績を見ていきたいと思います。
山村脩(フンドーダイ 社長)さんの経歴は?
山村脩(やまむら おさむ)さんプロフィール(※写真はフンドーダイ公式ページより抜粋)
- 1969年東京生まれ
- 慶應義塾大学卒業
- 1992年、野村證券に入社(支店リテール営業や法人営業などを担当。2002年退職)
- 2002年株式会社インクス入社、2011年退職。
- 2013年株式会社五葉フーズ常務取締役就任。
- 2018年株式会社フンドーダイ代表取締役社長就任。
山村さんは元証券マンから食品業界の社長という変わった経歴の方ですね。
異業種から証券マン時代に培った金融の知識や仕事のスキルを活かして経営悪化の会社を立て直す役割をされてきたようです。
そして縁あって熊本へ移住し、今度は売り上げ低迷が長く続いていたフンドーダイの経営を立て直すべく奮闘されています。
社長就任直後は、異業種から来た山村さんに対して快く思っていない社員もいたそうです。
でも、常に一生懸命な山村さんの姿に共感した社員たちと、信頼と絆を築き上げて「透明醤油」など、次々と画期的な商品を開発して業績を安定させることができました。
山村さんは情熱があって、社員に対する思いやることができる素晴らしいリーダーシップの持ち主ということがわかりますね。
山村脩さんの実績は?
山村脩社長の名前が一気に広まったのは、やっぱり「透明醤油」の大ヒットではないでしょうか。でも、山村社長のすごいところは、それだけではないんです! 社長になってから、フンドーダイにどんな変化を起こして、会社をぐんぐん成長させてきたのか、具体的な実績を見ていきましょう!
大ヒット「透明醤油」はどうやって生まれた? 成功のヒミツ
透明醤油が生まれたのは、保育園で子どもたちが醤油で服を汚しているのを見たことがきっかけだったそうです 。開発者の早田文子さんは、「汚れない醤油があったらいいな」というアイデアを10年ほど前から考えていました 。2017年頃に透明な飲み物が人気になったことも 、透明醤油の開発を後押ししたそうです。
透明醤油ヒット!成功のヒミツは…
- 女性開発者の情熱:10年間思い続けたアイデア
透明醤油の開発は、早田文子さんという一人の女性開発者の熱意と、10年間も思い続けてきたアイデアによって実現しました 。彼女の諦めない努力と、これまでになかった新しい発想が、この画期的な商品を生み出したと思います。
- 技術の粋:フンドーダイならではの分離精製技術
透明醤油を作るには、フンドーダイが長年かけて培ってきた独自の分離精製という技術が欠かせませんでした 。この技術のおかげで、醤油の色だけを取り除き、味と香りはしっかりと残すことができました。
- 新しい挑戦を応援するリーダーシップ
山村さんのリーダーシップは、透明醤油というこれまでになかった商品の開発を強く後押して、 社員が自信を持って人に勧められるような「看板」となる商品を作ることができました。山村社長の考えと決断がなければ、透明醤油は世に出ることはなかったかもしれません。
透明醤油の市場評価は?
透明醤油は、発売前は社内で疑問の声もありましたが 、発売されるとその珍しさとおいしさで、あっという間に人気商品になりました。
発売日 | 2019年2月 | |
販売数(7ヶ月) | 20万本 | |
販売数(1年) | 30万本以上(醤油製品全体の14%) | |
輸出先国数 | 25以上 | |
海外売上成長率(対前年) | 2倍 | |
主な受賞歴 | おもてなしセレクション2019、にっぽんの宝物グランプリ イノベイティブ賞、料理王国100選 |
透明醤油は、これまでの醤油のイメージを大きく変えました 。その透明という特徴は、料理の色をきれいに見せることができ、新しい料理の作り方やレシピを生み出すきっかけになっています 。
(透明醤油を使用したレシピ:フンドーダイ公式ページより抜粋)
また、海外でも透明醤油はその珍しさと、日本の味である「うま味」が評価され、ファンが増えているそうです。特に、素材の色を活かしたいという海外の料理人に使われているみたいですよ。
山村社長のリーダーシップ:透明醤油の次は?
フンドーダイは透明醤油の成功だけでなく、ムース状の醤油「Foam」や、シート状の醤油・味噌「Leaf」といった新しい商品の開発をし、さらに新しいことに挑戦しています!
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